薬剤師の年収は？年収アップのためのポイントも解説

いつの時代でも常にニーズがあるため、安定した収入が見込めると思われている薬剤師ですが、具体的にはどれくらいの年収なのでしょうか。

今回は、薬剤師の実際の平均年収、薬剤師として年収アップするための秘訣について、詳しく解説していきます。

薬剤師の平均年収は？

厚生労働省が公開した「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、薬剤師の平均年収は、577.9万円です。薬剤師は世代が上がるごとに年収が上がる傾向があり、20代前半は349.9万円、50代後半は723.7万円が平均年収となっています。

薬剤師が現状より更なる収入アップを実現するには、どのような方法があるのでしょうか。年収アップのためのポイントについて説明します。

薬剤師として年収アップを実現する方法の1つが、ダブルワークです。メインの職場の就業時間外にパート・アルバイトとして働くことによってメイン以外の収入ルートが出来上がります。

ただし、自身の立場が管理薬剤師・公務員だった場合、副業は禁止されているので、ダブルワークはできません。職場によっては副業禁止のところもあるため、事前に確認しましょう。

また、ダブルワークは仕事が増えた分、長時間労働となるため体調管理もしっかりと行わないといけません。

認定薬剤師・専門薬剤師など、新たな資格取得をするのも、年収アップの方法の1つです。これらの資格を所有していれば、職場によっては資格手当が追加され、通常より多い収入になります。

また、資格を取得していれば専門的な知識・スキルを持っている証拠となるため、優秀な人材として評価され、昇給する可能性も高まるでしょう。

地方に移住して薬剤師として働くことも、年収アップの方法の1つです。先述した「令和5年賃金構造基本統計調査」に公開された薬剤師の都道府県別の年収によると、以下のような順位になっています。

それに対して、主要都市である東京・大阪は23位・11位です。薬剤師に関しては大都市から少し離れた地域のほうが高収入を狙える傾向にあるようです。

住むところにこだわりがない場合は、地方移住も1つの選択肢といえます。

安定した収入が見込める薬剤師ですが、本人の頑張り次第でさらに年収アップが実現できます。

年収を上げるにはどうすればいいのか、薬剤師として高収入を実現させるためには、年収アップのためのポイントをしっかりと把握して実践することが大事です。